その他の花>熱帯睡蓮>ニンファエア・ギガンテア・’アルバート・デ・レスタング’

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 ニンファエア・ギガンテアの白色のもの。この睡蓮もみずの森の開園当初から展示されている。

 ブルーと白色と、色がちがうだけのようにも思うのだが、それぞれ個性があるようだ。ブルーの方は非常に神経質で、いったん休眠すると2年でも3年でも目覚めなかったりするらしいのだが、白色のほうはけっこう活発な性格のようで、休眠してしまったという話は聞いた記憶がない。毎年のように温室の池で咲いているのを撮影している。それに、温室の中で自由奔放に葉を広て、茎をにょきっと直立させたり、斜めにぐいっと伸ばしたり……。花つきもすこぶる良いように思える。たくさんの花が集まって咲くことも稀ではない。ブルーの睡蓮とはちがって、周囲からあまり影響を受けないのだろうか。

 このブルーと白色のギガンテアが盛夏にはみずの森の「花影の池」に置かれることがある。日本の夏はオーストラリアなどよりもよほど暑いようで、その気候が合っているのか、ひと夏の間にどんどん大きくなる。9月になってもまだ「花影の池」で咲いていたことがある。「花影の池」には、オオオニバス(正確にはパラグアイ・オニバス)も置かれるので、かなり広い池が、すこし窮屈に見える。