その他の写真>熱帯睡蓮>サー・ガラハッド

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 夜咲き性の睡蓮のなかで、白色は比較的珍しい。この「サー・ガラハッド」は花付きが良く、みずの森でも開園当初から常に展示されていた。

 ただし、夜になってから開花し、翌日の朝には閉じてしまうので、お昼頃にみずの森に行くと咲いているところは見られないことになる。朝には閉じるというのだが、曇りの日などは閉じる時間がやや遅くなるようで、お昼前まで咲いていることもある。

 この睡蓮は白色の花だが、花弁の外側のほうにはやや薄緑色がのっている。線条が縦に走っている。

 この睡蓮は、花が終わると花弁を閉じたまま花茎が水中に倒れこんでいく。花びらが散るということはない。花茎がまっすぐに立っている間は、夜になったらまた開花するのだろう。みずの森は烏丸半島にあるのだが、ここは夜間はゲートが閉じられてしまうので、出入りできなくなる。夜咲き性の睡蓮の観察会をやってはどうかとみずの森の人に提案したこともあったが、半島内への出入りができなくなるので、夜間の観察会は無理との回答だった。夜10時ころまで滞在できるのであれば充分観察できるのに、残念なことだと思った記憶がある。夜に開花する睡蓮のなかでは、アマゾン原産の「ニンファエア・アマゾヌム」もある。これは非常に珍しい睡蓮なので、一度ぜひ夜間にパッと大きく開いている姿を見たいものである。