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 斑入りの葉をもつ珍しい睡蓮。

 「Arc-En-Ciel」はフランス語名で、日本語の片仮名では「アーカンシェル」と書き習わしているが、 実際の発音としては「アルクォンスィエル」に近いらしい。空に架かる「虹」の意味である。

 花は花弁が細長くて薄いピンク色である。花よりも葉の変化が激しく、つい目がいってしまう。 日本人は斑入りの花や葉が好きで、昔から愛でてきた。水連に関しては斑入りの花はなく、 葉が斑入りになっているのは、この「アーカンシェル」と「マリアケア・カワセ」くらいだろうか。 しかし、「マリアケア・カワセ」を展示している植物園は、滋賀県草津市のみずの森以外は私は知らない。 みずの森でも、2004年に一度展示されたことがあるだけで、その後は見ていない。

 現在、斑入りの温帯睡蓮はこの「アーカンシェル」だけである。この睡蓮は強壮なようで、夏になると毎年たくさんの花を咲かせる。