「ブラック・プリンセス」が発表されるまでは、温帯睡蓮のなかではこの睡蓮がもっとも黒色に近いといわれてきた。最初に撮影した2001年のころは、花の色が黒いので、とくに雨の日には手ブレが生じて困ったものだった。当時、一眼レフのデジタルカメラが普及し始めたばかりで、画素数も少なく、撮影感度も上げられなかった。