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 イスパハン(Ispahan)は1832年以前に作出されたオールドローズの1つ。ダマスク系。

 花はピンク色で、花弁は多い。強い香りがある。花は10センチ程度までの大きさである。

 バラの検索サイト「Help Me Find」では花弁数は17~25枚。ペルシャの産とされているが、 作出者は不明、1827年以前の作出としている。

 岐阜県可児市の花フェスタ記念公園では、西口から入って左手に進んで世界のバラ園に入り、 そのまま左手に行くと、「オールドローズの小径」があり、その中間の位置に植えられている。 花フェスタ記念公園は2019年から大規模な改修工事が行われており、2021年にこのままの位置にあるかどうかは不明。

 この「オールドローズの小径」にはたくさんのオールドローズが植えられていて、シーズンになると 愛好家にはたまらないエリアになる。この時代のバラはあまり強く剪定しないのがふつうで、そのせいも あって、咲きあふれる花が通路を覆うこともしばしばである。イスパハンはこの小径のなかほど、 ハマナスのところから歩いてくると左側にある。200年ほど昔のバラは色や形が似たものも多く、 ラベルで確認したい。バラ園のラベルは、園によってそれぞれ個性があるが、花フェスタ記念公園では、 このラベルがほぼきちんと配置されているので、ラベルによって今咲いているバラの情報を得ることもできる。

 この通路が終わって小さな四阿(あずまや)まで来ると、さらにオールドローズのエリアが広がっていて、 次の時代へとつながる、モダンローズの第1号とされる「ラ・フランス」を見ることもできる。

 【追記】(2022/01/11)
 「花フェスタ記念公園」は、2021/10/07に「ぎふワールド・ローズガーデン」と名称変更された。
 また、このオールドローズの小径付近は大幅にリニューアルされており、 2022年11月末の時点では工事中である。
 オールドローズは、その上の広場の中心部にたくさん集められていて、 そちらがオールドローズのエリアということになるようだ。