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 花弁の表が紅色、裏が白色という珍しい薔薇。

 アメリカのワリナー(William A. Warriner)が1977年以前に作出。花フェスタ記念公園のラベルなど、1980年作出となっているものが多いが、「Help Me Find」というサイトでは「Introduced in United States by Jackson & Perkins Co. in 1980 as 'Love'」の記載があるので、これが1980年作出の元資料であろうか。「Help Me Find」では、作出に関して「Bred by William A. Warriner (United States, before 1977)」との記載がある。

 花は明るくて濃い紅色で、八重咲きである。花弁の裏側(外側・下側)は、厚みのある白色になっていて、遠くからでもこの薔薇とわかるほどである。モダンローズの特徴の一つである剣弁高芯咲きで、薔薇らしい薔薇であると言えよう。花付きも良く、見栄えがするので、バラ園では多くの株をまとめて植えている場合が多い。

 花弁の裏側の色が異なるというのは、覆輪という現象で、椿にも同様の品種がいくつかある。日本人は、斑入りとともにこの覆輪も好きなようで、ラヴは多くのバラ園に植えられている。