その他の写真>その他>2022/02/24

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 滋賀県草津市立水生植物公園「みずの森」。

 今年の冬は予想とおりに寒くなっていて、2月下旬になっても何度か雪が降った。 今日もみずの森の温室で熱帯睡蓮を眺めていたのだが、そのうちに雪が降ってきた。 しばらくしてやんだが、琵琶湖の対岸の比叡山から比良山にかけて、ぶあつい雪雲が 覆っていて、何も見えなかった。

 先日、NHKでみずの森のアイスチューリップが紹介されていた。昨日は祝日だったので、 ふだんの3倍くらいの人が訪れたらしい。アイスチューリップが3月中旬まで見られる ということだった。しかし、番組の中でこのアイスチューリップが16種類あると言って いたのだが、おやと思った。16種類ものアイスチューリップを見たことがなかったのである。 今年、最も多かったのはおそらく6種類だったのではないかと思う。NHKがまちがった のだろうか。それとも、みずの森の誰かが渡した資料がまちがっていたのか……。 それほど気にすることではないかもしれないが、私には気になった。 16種類というアナウンサーの言葉ははっきりと聞き取れたので、 16種類もあるなら見に行こうと遠くからやって来る人もあるだろう。 せっかく見にきたのに6種類しかなかったら落胆するだろう。

 温室では熱帯睡蓮が相変わらずの状態で咲いていた。元気な種類もあれば冴えない品種もある。 このまま春に向かっていくのだろうか。

 熱帯睡蓮のなかで、1つまちがって品種名を記録していたのがあったらしいことに今日気がついた。 「パープル・ザンジバル」という睡蓮で、みずの森では2015年に初めて展示されたようだ。 その後、あるとき、同じラベルがついているが睡蓮はちがっているのがあって、しかしそのまま 「パープル・ザンジバル」と記録していて、そのまま今日まで来ていたのだった。

 温室のふちに設置された品種名の一覧表を眺めていて、この睡蓮はどれなのかなと 池の中を探していたのだが、どうもこれかなというのが、「パープル・ザンジバル」 だったのである。しかし、それは、一覧表では「ブルー・サファイア」となっていて、 よく見るとたしかに「ブルー・サファイア」のようである。すると、今まで「パープル ・ザンジバル」と記録していたのはまちがっていたのか……。 帰宅してからネットで「パープル・ザンジバル」を検索してみると、2015年のころに 展示されていた睡蓮が出てくる。その後に私が「パープル・ザンジバル」と記録して いたものではなかったのだった。過去の写真の中で睡蓮の品種名を取り出して、すべて 品種名を修正することにした。

 偶然ではあったが、まちがいに気がついてよかった。しかし、いったん思い込んで しまうと、自分ではなかなか気がつかないということがあらためてわかった。

 それから、薄い赤紫の熱帯睡蓮で品種名がわからないが綺麗に咲いているのがあって、 ずっと気になっていたのだが、今日になって、どうやら「サイアム・パープル2」という 品種らしいことがわかった。宮川花園で取り扱っている睡蓮である。この睡蓮の色や形は ほかに似たものがないので、おそらく「サイアム・パープル2」で合っているのだろう。 みずの森のスタッフに聞いてみたのだが、宮川花園から導入したものではないかという ことだった。温室に展示されてからもラベルが付けられたことがなく、名前はずっと気に なりながらもわからなかったのだが、偶然にも今日わかって、嬉しい。

 今日は平日だったが、アイスチューリップのまわりにはけっこうな人がいて、写真を撮っていた。 真横から、あるいは斜め下から見上げるように撮影することもできるので、人気があるらしい。 今はまだ丘のほうは花もなく寂しいが、3月に入れば猫柳が咲き、シデコブシも咲くようになる。 久しぶりに寒い冬になったので、よけいに春が待ち遠しい。