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京都市、平野神社の桜。北野天満宮の北野桜。 【平野神社】 京都には桜の名所はたくさんあるが、ここ平野神社もその1つ。 「平野妹背」「平野匂」「突羽根」など、この神社由来の桜というのがいくつもある。 3月下旬から4月下旬まで、さまざまな桜が咲きつづく。大木が多いので、 花そのものの写真を撮るには厳しい品種もある。新型コロナの影響で、桜の木の下での宴会はなく、 訪れた人は静かに花を仰ぎながら散策していた。 【追記】 平野神社には「さくらのしおり 珍種十品種の紹介」という案内板がある。 魁(さきがけ)桜 平野神社固有 寝覚(ねざめ)桜 平野神社固有 胡蝶(こちょう)桜 嵐山(らんざん)桜 虎の尾(とらのお)桜 平野妹背(ひらのいもせ)桜 平野神社固有 御衣黄(ぎょいこう)桜 松月(しょうげつ)桜 手弱女(たおやめ)桜 平野神社固有 突羽根(つくばね)桜 平野神社固有 そのほかにも、「平野匂」「平野撫子」などが平野神社固有種だと思われる。 なお、固有種だという桜でも、品種としての固有種なのかどうかはやや疑問のものもある。 「江戸彼岸」という野生種の桜が各地に自生しているが、切られずに今まで残されてきた巨木には それぞれ固有の名前がつけられて大切に保護されている例が多い。「山高神代桜」「素桜神社の神代桜」「伊佐沢の久保桜」「墨染桜」など。 【北野天満宮】 平野神社の近くに北野天満宮がある。 ここに「北野桜(キタノザクラ)」という珍しい桜が1本だけある。 北野天満宮の社務所の前にあり、ご神木とされている。 霞桜の仲間であるようで、樹齢は120年と案内板に書かれている。 開花時の花は白く、次第に赤みを帯びてゆき、桃色に変わるようだ。 ご神木というと、その神社草創のときにすでにそこにあったものでは ないかと思うのだが、そうでもないらしい。 |