その他の写真>その他>2022/05/19

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 5月のみずの森。

 気温が上がってきて、屋外の温帯睡蓮がどんどん咲きはじめた。

 温室の熱帯睡蓮は5月上旬までは元気だったが、今日行ってみると鳴かず飛ばずだった。

 半月ほど前に蕾が上がった「ヤマサキカズラ」が5月13日に開花したという。 綺麗に見えたのは翌14日だけで、15日にはもう黒っぽくなってきたようだ。 私は開花する直前に温室を訪れていたのだが、開花はまだかなり先かもしれない と思って、1週間ほど遠離っていた。その間に開花してしまって、今日はもう黒ずんでしまっていた。 残念である。前回は国内初開花で4年前のこと。今回は国内2例目の開花だというが、 次回はいつになるのかまったく予想できない。

 正直、水草とも観葉植物ともつかないこの植物にはあまり興味を 持っていなかった。日本ではここでしか開花したことがないし、 もうすぐまた開花しそうだと教えてもらったのだが、ああそういう ものなのかと聞き流していたので、もっとも綺麗な開花の状態を 目にすることができなかった。残念である。

 みずの森の入口を入ったすぐ右側に、「デビルズハンドトゥリー (悪魔の手の木)」が展示されている。鉢植えである。この花も 珍しくて、みずの森と島根県出雲市の「しまね花の郷」の国内では 2カ所でしか見られないようだ。

 南メキシコやガテマラが原産地で、現地では高さ27mにも達するという。 悪魔の手の木という異名のとおりちょっとグロテスクな形の花である。 街路樹にこの花が咲きあふれている光景はあまり想像したくない。

 入り口のすぐ横に鉢が置かれているが、背景がどうにもよろしくない。 何とか写真写りの良いところに置けなかったのだろうか。