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みずの森の睡蓮の花。
この日は、久しぶりに「ニンファエア・アマゾヌム」の花に逢えた。11番目の写真。といっても、この睡蓮は夜咲きなので、ふつうは朝になると閉じた花が散ってしまうのだが、稀に閉じている途中の姿を見ることができる。 写真は、淡いクリーム色の一重の花が咲き終わってこれからばらばらに散ってしまう直前の状態である。 外側の花弁は緑色で、まだ原形をとどめている。花は大きく開いており、花弁はもう溶けはじめているように見える。みずの森には20年以上通っているが、この睡蓮が夜に咲いている姿を見たことはない。みずの森がある烏丸半島(からすまはんとう)は夜間閉鎖されてしまうので、通常は夕方までしか開館していないのである。一昨年だったか、夜10時頃まで開館したことがあったが、そのときは当日開花する蕾がなく、花は見られなかった。早朝開園するときに朝いちばんに温室に来て、この睡蓮の散り際の花に逢えるかどうか……。特別綺麗な花というわけではないが、ほとんど誰も目にしたことがないというこの睡蓮の花に逢いたいという気持ちはますます募るのである。この睡蓮は、前(前々?)の館長がアマゾンから導入したものらしい。 なお、今年の夏はギガンテアの機嫌が悪いのか、白色のものしか展示されていない。国際睡蓮協会から贈られたという青色のギガンテアが、みずの森開園当時の目玉だったのだが、残念である。ピンク色のギガンテアにも久しく逢っていない。 |