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みずの森の蓮・睡蓮の花(2024/08/28)
もう蓮の花はないだろうと思ったのだが、念のため蓮の池(「教材園」)を覗いてみた。 破れかけた葉っぱの蔭に、ひっそりと5つの花が咲いていた。 写真1枚目は、「漢蓮」。この蓮の花は小さめなのだが、この日は大きく開いていた。 写真2枚目は、「天驕」。花付きの良い蓮で、今年もたくさんの花が咲いた。 写真3枚目は、「碧血丹心」。中国由来の蓮だが、名前のラベルには「Hekiketutansin」とアルファベットが書かれている。中国の漢字をそのまま音読みしたもののようだが、中国語ではどう読むのかわからない。みずの森開園当初からある蓮。 写真4枚目は、「錦蘂蓮(キンズイレン)」。まだ開花1日目と思われる。この蓮も今年はたくさんの花を咲かせた。 写真5枚目は、「碧台蓮」。葉っぱの蔭に隠れるように咲いていたのだが、この日は風が非常に強く、ときおり風にあおられて葉っぱがめくれ上がったときに花が咲いているのを見つけた。風の息に合わせて何枚もシャッターを切ったなかの1枚。 写真6~7枚目は「ヤマサキカズラ」。蕾の表皮の色がかなり薄黄色になってきているのだが、今にも咲きそうでなかなか咲かない。しかいs、昨年も、まだ咲きそうにないと思って帰った翌日に開花したのだった。しかも、花が開いていた……咲いていたのは、わずか半日ほど。今年も同じような結末を迎えるかもしれない。 写真8枚目は、「レッド・フレアー」と思われる。夜咲きの睡蓮で、通常の開園時間(朝9時)に入園して最初に温室に見に行っても、もう花を閉じはじめていることが多いのだが、この日はまだ開いたままの花弁を見ることができた。この花はもう終わろうとしているのかもしれない。 写真9枚目は、「プライド・オブ・カリフォルニア」と思われる。品種名のラベルがいつの間にかなくなってしまったので、はっきりとした名前がわからない。みずの森に20年以上通って睡蓮を眺めてきた経験から推測しているのだが、最近はちょっと見ただけでは区別できないほどよく似た品種も多く出てきているので、この睡蓮もまちがっているかもしれない。 写真11枚目は、「グリーン・スモーク」と思われる。花弁の先端部分がクシャッとなっているのは、ほかの睡蓮にも目立つが、暑さのせいではないかと思う。最近の日本の暑さは相当なもので、とくに夜の気温が下がらないのが睡蓮にはかなりのストレスを与えているようだ。ただ、緑色の花色の睡蓮は最近いくつか新しい品種が出てきているので、グリーン・スモークではないのかもしれない。 写真13枚目は、「イスラモラダ」。花弁に斑が入るという珍しい睡蓮。葉っぱの中央部分に新芽が出て、そこから葉っぱに成長してさらに花も咲くという、いわゆる「ムカゴ種」である。非常に元気な睡蓮で、みずの森では鉢の数が多い品種である。 写真14枚目は、「ブルー・アネモニ」と思われる。葉っぱがあまり成長していなくても花が咲くので、この写真のように花の周囲に葉っぱが見えないことも多い。。 写真15枚目は、「サイアム・パープル2」と思われる。この睡蓮がみずの森に導入された当初、「サイアム・パープル1」と「サイアム・パープル2」の鉢が同時に並べられていて、品種名ラベルが付いていたので、目の前で2種類の睡蓮を比べるとそのちがいがだいたいわかったのだが、ラベルもなく、花だけが1つぽつんとあっても、正確な品種名はわからない。導入当初の花の雰囲気の記憶から、この花を「サイアム・パープル2」と推測した。 写真16枚目は、「ニンファエア・ギガンテア・’アルバート・デ・レスタング’」。白色の花のギガンテアである。世界最大の熱帯睡蓮とされていて、花は水面から数十センチもまっすぐに花茎が立ち上がって咲く。しかし、この写真のように水面近くに横たわるようにして咲く場合もある。 写真22枚目は、「ウルトラ・バイオレット」。太陽光線が当たるところでは、花の色はやや薄いという印象。温室にも展示されている(ラベルがないのだがおそらくこの品種と思われる睡蓮が2鉢ある)が、温室の花は紫色がかなり濃い。 写真24~26枚目は、「オニバス」。蕾はもちろん、花弁の外側にも鋭い棘がびっしりついている。 今回の写真のリストを以下に挙げる。
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