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春の花から睡蓮へ(みずの森 2025/05/05)
滋賀県草津市立水生植物公園「みずの森」では、冬の間は温室の熱帯睡蓮を眺めてきたのだが、春になって園内にいろいろな花が咲くようになり、散策するのが楽しみになってきた。 温室で4月中旬から咲いていた「バニラ」が咲きつづけている。アイスクリームなどのいわゆる「バニラ風味」のもとになる植物で、蘭の仲間である。花はあまり目立つような美しさではないが、ふだんはなかなか見られないものである。まだ10日間ほどは咲いていると思われるので、お近くの方は一度見に行かれることをお薦めする。 温室では、「月桃(ゲットウ)」も咲いている。原産地は東南アジアからインド南部で、日本では沖縄県や九州南部にも自生しているという。食用や薬用に広く利用されている。 温室内の熱帯睡蓮はそれなりに咲いている。株ごとにピークが異なるようで、蕾が上がってくると数日間は咲きつづけるが、その後は葉のみの状態になる。水中をよく見ると、次の蕾がもう膨らんできていることもある。花が咲いている時だけでなく、いろんな状態を見ることができるのもこの施設の強みである。 屋外では、温帯睡蓮が咲きはじめた。温帯睡蓮を集めた細長い池が、入口を入った右手にあるが、ロータス館の左手にある「花影の池」や、その続きの池にも温帯睡蓮の鉢が配置されていて、これから9月末まではさまざまな種類の花を楽しむことができる。 今回の写真のリストを以下に挙げる。
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