みずの森の温帯睡蓮(2025年)


 【この写真について】  温帯睡蓮 アーカンシェル 斑入りの葉を持つ睡蓮。これと同じ特徴を持つ睡蓮は 「マルリアケア・カワセ」だけかと思われるが、カワセは20年ほど前に一度だけ みずの森に展示されたことがあるものの、その後はどこの植物園でも見たことがない。 この2つの睡蓮は、じつは同じものではないかという意見もある。 私も、花を見比べてもまったくわからない。カワセが流通している気配がないので、 どこかで名前の混同が起こってしまったのだろうか……。 この睡蓮は、白色の花だが、花付きが良く、遠目にもすぐそれとわかるので広い池に鉢を入れておいても目立つ。 斑入りの植物は日本人が好むので、もっと人気が出て多くの品種が作り出されてもかしくないと思うのだが、 睡蓮ではこの品種のみである。なお、熱帯睡蓮では、「メキシカーナ」の血を引く品種は、 葉に茶色(~焦げ茶色~黒色)の斑が入る。アーカンシェルの白色の斑は非常に珍しい。