雪のみずの森(2008/02/09) |
久しぶりにみずの森に行った。朝から雪がちらついてはいたが、それほどの降りかたでもなかったので、ノーマルタイヤのままで出かけた。 温室の熱帯睡蓮を撮影しているうちに、ふと外を見ると、雪が静かに静かに降りつづけている。風がないので音もなく、気づかないうちに温室の外のテラスが白くなっていたのだった。 このままだとそのうちに道路も白くなるかな、とすこしは気になったのだが、道路が真っ白になるほどの雪は最近経験していないので、そのままレストランに行ってお昼ご飯を食べた。 ところが、そこの店のスタッフのひとりが、バスもチェーンを巻いて走っているという。これはいけないと思ったが、もう間にあわない。しかたがないので、私もチェーンを巻いて走ることにした。今の車になったのは一昨年の夏の終わり。2回目の冬だが、昨年は一度もチェーンは使わなかった。休日で道路が真っ白になった場合は外に出ないことにしているので、チェーンは要らないといえば要らないのだった。 しかし、今回は、朝出かけるときにはまだそれほどの降りかたではなかったので、気軽にみずの森に向かって車を走らせたのだった。 温室の熱帯睡蓮は、真冬の時期には大きな慰めになる。今回は、イスラモラダが綺麗に咲いていた。この睡蓮は、零余子(ムカゴ)が発達する品種で、葉っぱの上にまた新しい芽が伸びて、やがて葉っぱが広がる。その中心部から花芽があがって、いつのまにか花が咲いてしまうのである。 また、ニンファエア・ギガンテアの交配種「ミズノモリ」も綺麗に咲いていた。先日、神戸花鳥園に行ったときに咲いていた、花鳥園オリジナルの「アオボンボリ」というのも、ニンファエア・ギガンテアの交配種である。ニンファエア・ギガンテアの青い花が咲く品種はかなり神経質な睡蓮で、すぐに休眠してしまう性質があったが、この交配品種はけっこう花つきも良く、いつ訪ねていっても綺麗に咲いている。 熱帯睡蓮は温室で育てられているので、今の真冬の時期にも花をつけるのだが、やはり、本格的には3月以降が見ごろになると思われる。私は自宅からみずの森が自宅から近いので、真冬でも何度か覗きに行くが、3月になると、急に光の量もふえてくるような気がする。それを待っていたかのように、睡蓮たちが元気に活動をはじめるような気がする。 最後の4枚は、雪景色の写真。3枚まではみずの森の風景。降りつのる雪そのものが写っている……。夏に50万本の蓮が咲く湖岸の蓮原も、今は冬枯れ。雪のなかに霞んでいる。 最後の1枚は、自宅から見える風景。高層マンションが見えているが、これはホテル。最近までは草津市内でもっとも高い建築物だったが、東海道線(琵琶湖線)の線路の向こう側に新しく分譲マンションができて、第2位になってしまった。
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