伊豆の桜と熱帯睡蓮(2008/02/24) |
伊豆半島の桜と熱帯睡蓮を見てきた。 伊豆半島の付け根、熱海市には早咲きの桜がいくつかある。かつて、観光客が少なくなってしまう冬場に客を誘致しようと、早咲きの桜を交配作出していた時期があった。熱海桜というのも、そのひとつであろう。熱海はもともとは早咲きの梅林で有名だったが、その梅とおなじころに桜が咲いているということでも、近年は徐徐に認識されつつあるという。 河津桜はもはや知らない人はいないくらいに有名になってしまったが、もともとは河津川の河原に実生で生えていた桜の幼木を近くの老人が持ち帰って自宅の庭に植えておいたのが大きく育ち、ほかの桜に先がけて開花するようになったものを町おこしの一品として増殖していったものである。現在では約8,000本の河津桜が町全体に植えられている。 伊豆熱川の熱帯睡蓮は、バナナワニ園のなかにある。ワニ園とは道路を隔てた反対側にあり、斜面を上りきったところ(7号温室)にさまざまな熱帯睡蓮が栽培されている。温泉の地熱があるせいか、冬でも基本的にはかなり暖かく、熱帯睡蓮は年中元気に育っている。品種数は、栽培展示している升目の数に限定されてしまうのだが、いつでも元気な花が見られるように手入れがよくなされていて、気持ちがよい。
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