浜松フラワーパーク(2008/03/15) |
浜松フラワーパークには早咲きの桜がかなりある。 舘山寺桜、雛桜(古里桜)、雛八丈。これらは、初代園長の古里和夫博士の作出である。そのほかに、湊桜(古里博士が南伊豆で発見)、大寒桜(安行寒桜)、早咲大島、寒緋桜、十月桜、三波川の冬桜冬桜、霧社桜、初御代桜、岳南寒緋桜などがある。 早咲きの桜は、ひとつの丘のような場所にまとめて植えられており、ゲートを入って正面左手の温室の左側にあるバラ園を目指して歩いてゆくとわかりやすい。 ゲートを入ったすぐ左手に広がっているのは梅林である。ここの梅林もみごとである。早咲きから遅咲きの梅がまとめて植えられているので、梅のシーズン中はずっとこの区域が賑やかである。この梅林のほうに進むと、通路がスロープのようになって下ってゆくのだが、早咲きの桜を見上げるかたちになるので、最後に桜の前に出ようと思うと、丘の斜面を上ることになるのだが、見当をつけにくい。 早咲きの桜のほかにも、染井吉野以外の桜がたくさん植えられている。動物園との境付近からずっと奥にかけて、広大な桜園地となっている。全国から桜が集められており、原木を見にいっても間近には近寄れないことも多いのだが、フラワーパークでは、その桜のすぐ脇に立つことができる。 ここはしかし温暖な土地なので、大阪や名古屋のような都市よりも若干早く最盛期が到来する可能性が高い。咲きはじめると満開に向かって咲き進むのはとても早いので、見逃さないためには、2週連続で通うくらいの覚悟が必要である。
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