■■■■■ 戻る ■■■■■

なばなの里(2008/03/16)
 
 なばなの里には、河津桜が200本以上植えられている。

 ここはベゴニアガーデンの華麗な演出が売り物で、過去2度来たことがあるのだが、桜を見に来るのは今回が初めてだった。

 河津桜はあまりにも有名になってしまったので、伊豆の河津町に見に行きたいと思っても、交通機関も宿泊施設も、桜の期間中は満員だらけで、なかなか思いきって足を向けるということができないのが実情である。

 そこで、全国的にブームが広がっていったのだから、どこか近くでこの桜が見られるところはないものかと探していたところ、「なばなの里」が見つかったのだった。

 数年前に来たのが最近ではもっとも新しい訪問だったのだが、当時の記憶は曖昧で、ベゴニアをみたことは覚えているものの、そのほかには、お昼ご飯を食べるときにレストランが満員でたいへんだったことくらいしか思い出せない。しかし、今回久しぶりになばなの里を訪ねてみて、たいへんすっきりした印象を受けた。もちろん、土産物屋にはたくさんの品物が並び、よその観光地とすこしも変わらない雰囲気なのだが、敷地が広いせいかゆったりとした印象だ。それに、河津桜。以前は、今ほど桜そのものに興味を持っていなかったこともあって、ほとんど記憶に残っていないのである。現在の河津桜の木の大きさからすれば、10年ほど前にはすでに植えられていたはずなのだが、それが思い出せない。

 ともかく、新鮮な目で河津桜を眺めることができたのは驚きだった。桜も、ちょうど七分咲きにかかろうかという開花具合で、樹全体にもっとも活気がある状態だった。

 河津桜のほかには、寒緋桜と四季桜が何本か確認できた。

 今の時期、枝垂梅園というのが公開されていた。大きな枝垂梅の林のなかを気ままにしばらくさまよっていたい、という気分にさせてくれる楽しい一角だった。

 なばなの里は長島リゾートの一部であるわけだが、大阪や京都方面からのアクセスが2月後半から急変した。新名神高速道路の開通である。名神高速の草津ジャンクションから東名阪の亀山ジャンクションまで、高速道路でつながってしまったのだ。今までは国道1号線で鈴鹿峠を越えるなどして京都や大阪北部方面に行くしかなかったのだが、この新名神を使えばずいぶんと時間が短縮される。2008年6月末までは、早期開通割引ということでほぼ半額にちかい割引が常時受けられるので、より近くなったと実感している人も多いことだろう。ただし、交通量は山間部を走る高速道路であるにもかかわらず、開通当初から非常に多い。米原・関ヶ原を経由する現行名神高速道路の迂回路として機能しているのであろう。長距離トラックなども多いので運転には気が抜けない。

 ■■■■■ 戻る ■■■■■