夏を迎えた「みずの森」(2008/06/22) |
水生植物公園「みずの森」では、すでに睡蓮や蓮が咲きはじめていた。 屋外の睡蓮池にはさまざまな彩りの睡蓮が配置されており、梅雨がはげしく降るなか、原色の花が灯るように咲いていた。 また、日本ではなかなか開花しない、珍しい寒耐性睡蓮が咲いていた。「グルワール・デュ・タンプル・シュル・ロート」という品種で、花弁が100枚以上もあるという。咲きはじめはややピンク色が濃いということだが、22日に行ったときには白っぽく変色しはじめていた。しかし、みずの森には今まで10年以上通っているが、この睡蓮の花を見るのは初めてで、園のスタッフに教えられて念願が叶ったのだった。 温室では、熱帯睡蓮が元気に咲いていた。やはり強い陽差しを浴びる環境になると生育がしぜんと良くなるようだ。みずの森の作出品種である「Mizu-no-Mori」や「ニンファエア・ギガンテア」など常連の品種とともに、「紫式部」という新しい品種が展示されていた。濃い紫色の花弁は幻想的で、今年が源氏物語千年紀にあたるというところからの命名と思われるが、なかなか巧みなネーミングであろう。 蓮も咲きはじめていた。例年よりも咲き出しは早いのではないかと思う。ただ、大賀蓮はやはり生育が遅く、これは例年通りだった。 琵琶湖岸のピンク色の自生蓮は順調に生育しているように見えた。例年の開花は7月になってからで、最盛期は7月下旬の2週間ほどである。
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