みずの森では、温室の熱帯睡蓮の池が清掃されていた。睡蓮の鉢が１つの池に集められていて、窮屈そうに見えた。

　当然、池の縁に貼られているラベルとその前に並んでいる睡蓮の鉢とは合っていない。初めて見に来た人には残念なことだ。毎年１０回以上来ている私にも、あれは何、これは何……ときちんと品種名が言えるかどうかは、あやしい……。しばらくの辛抱である。

　蓮はほぼ終わっているが、八重茶碗蓮と千弁蓮だけがまだ花を遺していた。

　熱帯睡蓮は、屋外の鉢にも植えられていて、元気に咲いていた。とくに、今年公開された「ムラサキシキブ」は旺盛に繁殖しており、葉の中心部にできた零余子（ムカゴ）が大きく育ってそこにも花が咲くほどの勢いである。

　「花影の池」には、あいかわらずパラグアイオニバスの葉が大きく広がっているが、オニバスの花も咲いていた。

　秋の七草なども咲きはじめている……。