2017/05/06 滋賀県草津市立水生植物公園「みずの森」で撮影した写真
熱帯睡蓮、ニンファエア・ギガンテア・’アルバート・デ・レスタング’。
かつては「ギガンテア・ハドソニア」と呼んでいた。ギガンテアというのは、世界最大の品種で、花は水面から30センチ以上も直立して開花する。オーストラリアのほうに自生するようで、花色は、白色のほか、ブルーのものがある。
また、ピンク色のもあるのだが、これも日本ではみずの森でしか開花していないようだ。ニンファエア・ギガンテア・ネオロゼア。ギガンテアの仲間は非常に気まぐれというか神経質で、大きな睡蓮なのに、何かの拍子にすぐに休眠してしまうという。一度休眠すると、何年でもそのままになってしまうらしい。バックヤードでは咲いていることもあるようだが、展示温室に移動させてもしばらくは咲きつづけるようでないと、なかなか来場者には見てもらえないと、園では考えているようだ。熱帯睡蓮はかなり大きな鉢を池に沈めて栽培しているので、展示圍温室まで移動させるのはたいへんである。花が終わったからすぐに別の睡蓮と入れ替えるというのがむずかしいらしく、いつ行っても花が咲いていない品種がある……と思ってしまうのだが。