2017/05/06 滋賀県草津市立水生植物公園「みずの森」で撮影した写真
熱帯睡蓮、キンバリン。
熱川バナナワニ園で栽培されている。そこから導入されたのかは不明。熱帯睡蓮は、やはり暖かな施設で育てられたものがよく成長し、花も良く咲くと思う。熱川バナナワニ園などは、そういう意味ではもっとも適した施設だろう。ところが、環境がいいからといって、どんな花でも開花するかというと、そうでもないらしい。熱川にもサラノキはあるのだが、今までに開花したことはないという。ニンファエア・ギガンテア・ネオロゼアにしても、熱川のバックヤードにはあるらしいが、展示温室では見たことがない。展示したことがないというのは、開花していないということだろう……。
みずの森は、睡蓮などの水生植物を育てる環境としては最良ではない。しかし、サラノキをはじめ、いくつもの珍しい花が咲いている。環境がよいというだけでは花は咲かないものなのかどうか……。花が咲き果実が実るのは、環境が悪化したので次世代に命を継承するためだという考えかたもあるようだ。通常花が咲くと果実が実るのだが、良い環境に育っていると花を咲かせなくても自分自身がちゃんと生存できる。なので花も咲かないし実もつけない、ということである。現在の環境が良くないので逆に花を咲かせて実をつけて……ということになるのだろうか……。