京都府立植物園(2022/04/10)。
桜が咲きあふれている。八重紅枝垂桜は京都府の花である。関山や菊桜なども咲きはじめ、まだしばらくは楽しめる。
「夕光のなかにまぶしく花みちてしだれ桜は輝を垂る」(佐藤佐太郎『形影』) 【つづきを読む】
◇この写真について◇
大島桜
この桜はいろいろな品種の片方の親になっているものが多いと言われている。
染井吉野の片親であるというのは有名な説。早咲きのものは、「早咲大島」「寒咲大島」などと区別されている。
幹や枝が攀じれる「雲竜大島」、花のもとに毛があるという「薄毛大島」、赤い実がつくという「赤実大島」など。
大島桜の葉を塩漬けにして保存しておき、春さきに桜餅を巻くのに使う。そのために伊豆半島や房総半島では以前から大島桜がたくさん植えられている。