滋賀県草津市立水生植物公園「みずの森」。温室では、日本国内では2例目の開花となる「ヤマサキカズラ」が5月13日に開花したというが、綺麗だったのは開花2日目だけのようす。蕾が立ち上がってから、いつ咲くのかわからず、1週間ほど前に来たときにはまだ咲いていなくて、明日あたりどうかなと思ってチェックすると、もう咲いていて、見ごろは過ぎたとのことだった。残念である。もっとも、私はこの植物についてはほとんど何も知らなかったし、観葉植物(水草?)全般にあまり興味はないので、綺麗に咲いているときに温室を訪れたとしても気がつかなかったかもしれない。屋外では、「デビルズハンドトゥリー(悪魔の手の木)」が咲いていた。南メキシコ及びガテマラ原産の常緑の木本で、現地では27mの高さにも達するという。日本国内ではみずの森と島根県出雲市の「しまね花の郷」の2カ所でしか見られないそうだが、この時期になると毎年開花するのでもないらしい。異形の花だが、一度見ておいてもいいかもしれない。5月初旬までは元気だった温室の熱帯睡蓮は、鳴かず飛ばずの状態である。屋外に植えられている温帯睡蓮は、気温が上がってきて、どんどん咲き出している。
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